7931のあたまんなか

数学/読書メモ/自分の考え方/水曜どうでしょう/交通関係(道路・航空)など、頭の中にあることを書き出しています。

野球を通じて自然と算数に触れされることができる

我が家は家族で北海道日本ハムファイターズを応援しており、小学生の息子2人も例外ではありません。
むしろ、息子たちは自分よりも熱を入れて応援していますし、野球用語やルール、プロ野球選手のことは自分よりもよく知っています。

野球教室にも通っているので、実践面では自分よりも圧倒的に上手です。
ちなみに、野球教室以外での日常的な指導は、ソフトボールをやっている妻の担当です。

息子たちは物心がついたときからプロ野球中継をよく見ていて、野球の興味や知識を日々身につけていっています。

こんな子どもたちの様子を見て、数学好きの自分はこう思いました。
「野球に触れていると、自然と算数に触れていることになるのでは?」
ややこじつけかもしれませんが、こう思うと、積極的に野球のことを通じて算数を勉強してもらう種をまいていこうと思うようになりました。

具体的には、こういう内容です。

背番号と選手名

3歳くらいから「背番号6は中田翔選手」というようなことを覚え始めました。
これにより、数字というものに触れることができます。
ついでに、漢字の読みやユニフォームの背中に書かれているローマ字に興味を持つきっかけにもなります。

ちなみに、こういう表を壁に貼ったことがあります。当時は長男は5歳でしたが、ふりがなはつけていません(2013年の日本ハムファイターズのメンバー)。

点差の計算

幼稚園に入ると「日ハム対オリックスは5対3。2点差で日ハムのリード」ということがわかり始めます。
数の大小関係や引き算に触れることになります。
ちなみに、9-6の答えがわからないときに、「9対6は何点差?」と聞くとすぐに答えられるということがありました。

もしホームランが出たら…

「今は、Aチーム 5点 対 Bチーム 4点。もしBチームが2ランホームランを打てば、逆転できるね」ということを考えるのも算数に触れている一例です。

借金と貯金

あるチームの勝敗数が50勝40敗のときは「貯金10」、50勝70敗のときは「借金20」と言います。
これも数字の大小関係や引き算、正負の数に触れられるケースです。

打率

小学校低学年で具体的な打率の計算をするのは難しいですが(定義を教えて電卓を与えれば可能)、割合という概念に触れられる機会になります。
例えば、打率 .314を「3割1分4厘」と読み、「だいたい10本に3本はヒットになる」ということは低学年でも理解可能です。
打率以外にも、勝率など割合に関する数字は多くあります。

選手名鑑を見てみよう

そのうち、プロ野球選手の細かいデータを知りたくなるようになり、選手名鑑を欲しがります。

我が家ではいちばん読まれている本で、シーズンが終わった今はもうボロボロです。

開いてみると、細かい数字はもちろん円グラフやパーセントなどが出てきますので、このようなものに触れる機会にもなります。

算数ではないですが、選手の出身地(都道府県名や国名)に興味を持たせることもできます。
うちの子は年俸にはまだ興味がないようですが、これから興味が出てきたときにどういう話をするかが楽しみです。


このほかにも、算数に自然と触れられるチャンスはたくさんあると思います。

他のスポーツなどのことはわかりませんが、子どもたちが興味がある1つのことを見つけてあげて、それを深堀りさせていくことで、いろいろなことを知るきっかけになることが多いと思います。
親がちょっとアンテナを張って、興味があることに気づいてあげたいですね。