算数の文章題の指導法が気になる。
先日、小学校の参観日に行ってきました。
1年生の次男の教室では、漢字・計算・なわとびなど入学してからできるようになったことを発表してくれました。
堂々とした発表で、クラスのみんなの成長を実感しました。
で、教室を見渡してみると、ちょっと気になる掲示物がありました。
算数の文章題を指導するための資料と思われます。
例えば、
- 「もらう」という言葉が入っている問題では、たしざんを使う。
- 「あげる」という言葉が入っている問題では、ひきざんを使う。
という形です。
長男を含め、うちの息子が文章題を解いているのを見ると、「『ふえる』があるから、たしざんかな」と言うことがあります。
これを見て、ちょっと疑問が湧いてきました。
「この資料を使って、算数の文章題を指導するのは効果的なんだろうか?」
1年生の間は、この資料のとおりに文章題を解けると思います。
ですが、2年生以降になると、次のような問題が出てきて、混乱する子もいるのではないかと。
部屋の中に10人います。そのあと何人か増えて、15人になりました。増えた人数は何人ですか。
「『増える』があるからたしざん」と単純に覚えていると、書いてある数字を拾って「10+15=25」と答えてしまうかもしれません。
教科書では、図を使って指導しているようなので、「○○があればたしざん」という指導との連続性が保たれないという心配があります。
「10+□=15 → □=15-10=5」と答えられればいいんでしょうが、2年生で□を使えるとかなり進んでいる子ではないかと思います。
いずれにしても、あの表を使った文章題の指導はやはり違和感があります。
まずは、自分ができるのは、息子たちの算数の学習の様子をしっかり見ていくことです。
ちなみに、個人的には「文章をよく読む。可能なら声に出して読む」ことが基本かなと思います。
このようなツイートをしたところ、140人以上の方にRTしていただき、とても驚きました。
長男(小3)が算数の文章題を解くときに「どう式を書けばいいかがわからない」と聞いてくることがあります。そのときは「問題文を声を出して読んでごらん」と言って音読させると、「あっ、わかった!そういうことか!」とすらすらと解けることがほとんどです。国語と英語以外の音読は大事だと思います。 https://t.co/DKhbMguwhv
— 7931 (@wed7931) 2018年2月11日