2018年2月27日に発行された結城浩さんのメールマガジンの「数学科教員に望むこと」がとても印象に残りました。
(上のテーマは無料部分なので、どなたでも読めると思います。)
私は数学の教員ではありませんが(高校数学の教員免許は持っています)、小学校~高校の算数・数学の先生に恵まれていたことを思い出したからです。
今週の「結城メルマガ」です。
— 結城浩 (@hyuki) 2018年2月26日
・高校入試の物理学
・卒論発表がうまくいかなかった
・数学科教員に望むこと
・Gmailを活用する書籍のオンラインレビュー
・「見切る」ことは大切 - 本を書く心がけ
・変化が激しい分野ですぐに古くなる知識をどう学ぶか - 仕事の心がけhttps://t.co/E2qunAj2dR
小学校~高校まで自由に数学をさせてもらえた
私は数学が大好きで、大学・大学院で数学を勉強しました。
数学が好きになったきっかけは、これまでのブログにいくつか書きました。
wed7931.hatenablog.com
wed7931.hatenablog.com
これらのきっかけはありましたが、ベースになったのは学校教育での算数・数学がとても楽しかったということが大きいと思います。
図らずも、今回のメルマガが発行される数日前に、このようなツイートをしました。
小学校~高校の数学の環境はとても恵まれていたと思う。
— 7931 (@wed7931) 2018年2月25日
・問題の解答や式の立て方は複数あると教えられた。
・未習事項を使うと、叱られるどころか誉められる。
・「証明はこう書きなさい。それ以外ダメ」と言われたことがない。
・授業のポイントだけ聞いて、あとは授業中に先取り学習してもOK。
これに加えて、数学の質問をすると、どの先生も丁寧に教えてくれました。
田舎の小規模の学校だったので、先生たちに少し余裕があったのかもしれませんが。
これが、私の数学好きの原点なのかなと思います。
教科書をちょっとだけ飛び出した数学を見てみたかった
今回のメルマガで、数学の先生に対して望むことの一つとして、次のようなことが書かれています。
そして、強く願うことは、
・単元や分野を越える数学の面白さをぜひ伝えてほしい
ということです。
(略)
数学的に正しければ、 驚くべき発想から生まれる解法でもかまわない。そもそも問題を解くだけが数学ではない。そういう点を積極的に教えて欲しいです。
高校のとき、単元や分野を越える数学の面白さを教えてくれそうな先生はいました。
誕生日のパラドックス(1つのクラスの中に同じ誕生日の人が2人以上いる確率を求めよ)の問題を教えてくれた先生がいました。
この問題自体は難しくないですが、受験勉強が忙しく、その先生に解答を伝えられないまま高校を卒業してしまいました。
もし伝えることができたら、『数学ガール』の村木先生のようにいろいろな問題を出してくれて、教科書をちょっとだけ飛び出した数学を見せてくれたのかもしれません。(期待しすぎかもしれませんね)
受験勉強にもう少し余裕があればなぁ…と、少し悔やんでいます。