ドラクエの「にげる」と麻雀の「おりる」。
私にとって、どちらも似たようなエピソードがあります。
ドラクエの「にげる」
フジテレビのCSチャンネルに『ゲームセンターCX』という番組があります。
よゐこ・有野晋哉さんがTVゲームをプレイする様子を放送している番組です。
この番組をたまたま見ることがあり、このときは『ドラゴンクエスト』をプレイしていました。いわゆる『ドラクエ1』です。
ドラクエは1~6くらいまでやったことがあり(最後までクリアしたのは2つくらい)、懐かしいと思いながら見ていました。
戦闘シーンを見ていると、有野さんが「にげる」を多く使っていることに気付きました。
そして、「自分はドラクエで『にげる』を使ったことはほとんどない」と気づきます。
使ったことがないというよりも、「頭の中に選択肢として浮かんでこない」「視野に入っていない」と言った方が正しいかもしれません。
自分のこれまでの生き方を振り返っても同じだなと思いました。
- こうだ!と思った方向に向かって前に進む
- 一方で、途中で軌道修正するのが苦手
- そして、撤退することを考えることはない
もう一つ、同じようなことに気付かされた場面があります。
麻雀の「おりる」
これもテレビの話で、麻雀番組を見たときのことです。
麻雀番組では、4人が麻雀を打つ様子に加えて、アナウンサーによる実況も放送されます。
番組を見ていて、実況の方が「○○さん、おりましたね」ということを言っていました。
このとき初めて「おりる」という言葉と意味を知りました。
麻雀を知らない人でもわかるように説明すると、
自分が勝ちに向かうよりも、相手に負けないようにする方が得策と判断して、勝負の舞台から降りる
という感じでしょうか。*1
それまでパソコンや対人で麻雀を打つことがありましたが、一度もおりたことがありませんでした。
上の「にげる」と同じで、頭に浮かんでこなかったです。*2
「にげる」「おりる」は実は有効な戦術なのかも
それ以降、自分で麻雀をするときにおりるようになりました。
そして、勝つことが増え、「おりる」ことが有効な戦術だと気付きます。
しかし、実生活では「おりる」を実践したことはありませんでした。
「にげる」も同じで、実践したことはほとんどありません。
しいて言えば、仕事でのストレスが限界に達してしまい、やむなく休職したことでしょうか。
でも、これは自分の意志で「にげる」「おりる」を選択したとは言いにくいです。
今後の生活や仕事では、「にげる」「おりる」も一つの選択肢だということを頭に入れて行動したいと思います。
もちろんゲームと同じようにはいきませんけど。