飲み屋さんに行くと、チンチロリンハイボールができるお店があります。
チンチロリンハイボールを頼むと、店員さんがサイコロ2つ持ってきます。
そのサイコロを振って、出た目によってハイボールの値段や量が変わるという、お遊び要素がある注文方法です。
私はハイボールが好きなので、よくこれを注文してサイコロを振ることを楽しみにしています。
お店によって違いがあると思いますが、あるお店の注文パネルにはこう表示されていました。
詳しく説明するとこうなります。
左が普通ハイボール、右がメガハイボールです。
メガハイボールは、ジョッキも大きくズシっと重いです。
これを見ると、「普通サイズの注文」と「チンチロリンハイボール」はどちらが得か?ということが気になります。
そう、期待値の計算です。
(A)~(C)の確率を計算する。
出た目が(A)~(C)になる確率を計算します。
2つのサイコロの目を表にまとめて考えます。
すると、次のようになります。
- (A)になる確率:
- (B)になる確率:
- (C)になる確率:
値段の期待値を計算する
普通ハイボールの値段を 円とすると、
- (A)の値段: 円
- (B)の値段: 円
- (C)の値段: 円
なので、期待値は
これはおよそ 円。
普通ハイボールの17%増しの値段です。
例えば、普通ハイボールが350円とすると、その17%は約58円です。
量の期待値を計算する
次はチンチロリンハイボールの量の期待値です。
普通ハイボールよりどれくらい多い量が飲めそうかということです。
ここでは、簡単のために、メガハイボールは普通サイズの2倍とします。
普通ハイボールの量を リットルとすると、
- (A)の量: リットル
- (B)の量: リットル
- (C)の量: リットル
なので、期待値は
これは普通ハイボールの50%増しの量になります。