昨年末まで『現代解析の基礎 直観⇔論理』(荷見守助・堀内利郎 著)の第6章まで読んでいました。
- 作者: 荷見守助,堀内利郎
- 出版社/メーカー: 内田老鶴圃
- 発売日: 1989/04
- メディア: 単行本
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第6章までには、1変数関数の微積分が書かれています。
今回のテーマは2変数関数の微積分
最後の第7章のテーマは2変数関数の微積分です。
多変数関数の微積分を大学時代に勉強したときには、計算の仕方の理解を優先し、理論的な裏付けは後回しにしていた記憶があります。
特に、重積分や線積分は理解が追い付いていませんでした。
微積分を振り返るために手に取ったこの本では、理論的な裏付けがとても詳細に書いてある印象を持ちました。
その分、具体的な計算は練習問題に回っています。
ちなみに、学生時代に指定された教科書(以下の2冊)は具体的な計算に重きを置いている印象です。 *1
- 作者: 上見練太郎,勝股脩,加藤重雄,久保田幸次,神保秀一,山口佳三
- 出版社/メーカー: 共立出版
- 発売日: 2014/02/07
- メディア: 単行本
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- 作者: 上見練太郎,勝股脩,加藤重雄,久保田幸次,神保秀一,山口佳三
- 出版社/メーカー: 共立出版
- 発売日: 2014/08/09
- メディア: 単行本
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まとめ
ざっくりとした理解で終わっていた部分なので、とてもいい復習になりました。
紙とペンを使いながら読む形はとれませんでしたが、微積分で困ったときはこの本に立ち返ろうと思わせてくれる本でした。
ブックオフで100円のたまたま見つけた本でしたが、非常にいい買い物をしました!
*1:ここでは改訂版を紹介していますが、私の学生時代はまだ改訂版は出ていませんでした。