7931のあたまんなか

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「数学ガール」シリーズ全5巻を約1年かけて読んだ。

結城浩さん (@hyuki) の「数学ガール」シリーズ全5巻を約1年かけて読んだ。

小学校のころから算数/数学が大好きで、大学でも数学を専攻した自分にとって、とても衝撃的な本だった。

それぞれの本の最終到達地点は大学レベルのとても高度な内容だけど、それに至る道筋はとても明快。
読者が疑問に思うだろうということがきちんと書かれているので、数学が得意な高校生なら、なんとか内容を追って、最後まで到達できそうに書いている。

大学に行ってまで大好きな数学をやっていた自分にとって、扱っている理論はぼんやりと知っていた。
そのため、読み進めていく中で「そういうことだったのか!」と、目から鱗が落ちるような体験が何度もあった。 

その中で、何度も思ったことが、「高校時代にこの本に出会いたかった」ということ。

数学ガール」シリーズの最初が出たのは2007年。
就職したのが2005年なので、高校どころか、大学時代にすら、この本は出ていない。 

数学が大好きな自分が、もし高校時代にこの本を読んでいたら、「数学」に対する見方が変わっていたと思う。
この本を読もうが読むまいが大学の数学科に進んだのは変わりないかもしれないけど、取り組み方は変わっていたかもしれない。
そんな感想を持った。

それぞれの本の感想は、折を見て、書いていこうと思う。 

ちなみに、Twitterで自分が「数学ガール」についてつぶやいた内容はここから。 (Twilogより)