7931のあたまんなか

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特集「教科書だけじゃない!数学の本」~『数学セミナー 2018年5月号』読書メモ

数学セミナー 2018年5月号』の特集は「教科書だけじゃない!数学の本」です。

タイトルにもある通り、数学の本というと教科書に加えて、参考書問題集が思い浮かびます。実際に、私が中学生や高校生のころは参考書や問題集を読んで、問題演習をしていました。

大学に入ると、数学の専門書(数学書)に加えて、数学関係の雑誌ノンフィクションの本があることを知ります。学生時代は講義などの内容を把握するのに一生懸命で、数学の専門書ばかりを読んでいました。

ほかにもいろいろな数学関連の本がある

この特集では、次のような切り口で数学関係の本を紹介しています。

  • 数学のノンフィクション、一般向け啓蒙書
  • 数学小説・マンガ
  • 数学関係の雑誌
  • (数学者を含めて)科学者自身が書いたエッセイ
  • 数学パズルや数学ゲーム*1に関する本
  • 江戸時代の数学の教科書『塵劫記

この中のいくつかについて、自分が読んだ本や気になる本を挙げてみます。

数学のノンフィクション、一般向け啓蒙書

この手の本では、フェルマーの最終定理に関する本は2冊読んだことがあります。詳しくは以前書いた記事を読んでください。

wed7931.hatenablog.com

1年ほど前に『数学する身体』(森田真生 著)を読み、とても引き込まれました。数学の歴史に興味が出てきました。

数学する身体

数学する身体

最近気になるのは、『数学の大統一に挑む』エドワード・フレンケル 著、青木薫 訳)です。NHK Eテレで放送されていた『数学ミステリー白熱教室』を見て興味がわきました。

数学の大統一に挑む

数学の大統一に挑む

数学小説・マンガ

まずは、本文でも紹介されている数学ガール』シリーズ

最新刊の『ポアンカレ予想』はいま読んでいます。既刊の5冊はすべて読みました。『数学ガール』は10年近く下火になっていた私の数学熱に火をつけた本です。

これ以外の小説やマンガはほとんど読んだことがありません。数学以外でも、小説やマンガは読むことがないので。

本文では10冊程度紹介されていて、こんなにたくさんあるのかと驚きました。

数学雑誌

数学セミナーは定期購読を始めて1年以上が経ちました。

大学レベルのいろいろな分野の数学を毎月ざっくりと俯瞰できるのが楽しいところです。大学時代によくわからなかった内容が理解できるようになる経験も多くあります。

今考えると、学生時代からきちんと読んでおけばよかったという後悔があります。

おもしろかった本と気になる本を1冊ずつ

おもしろかったのは数学の絵本。

『アリになった数学者 (月刊たくさんのふしぎ2017年9月号)』(森田真生 著)は、絵本と言いながらもかなり深い話です。

アリになった数学者 (月刊たくさんのふしぎ2017年9月号)

アリになった数学者 (月刊たくさんのふしぎ2017年9月号)

気になる本は『サッカーマティクス 数学が解明する強豪チーム「勝利の方程式」』(デイヴィッド・サンプター 著、千葉敏生 訳)。

サッカー好きの友人が勧めてくれました。スポーツと数学の関係はどうなっているんだろう?と気になります。

サッカーマティクス 数学が解明する強豪チーム「勝利の方程式」

サッカーマティクス 数学が解明する強豪チーム「勝利の方程式」

*1:本文では、レク・マス(Recreational Mathematics)と総称しています。