『数学セミナー 2023年2月号』読書メモ
『数学セミナー 2023年2月号』を読んで気づいたことの読書メモです。
特集:平行線の交わる世界
今回の特集のテーマは射影幾何学です。
学生時代に、多様体の例として射影平面や射影空間を勉強しましたが、ほとんど理解できないままでした。
それから10年以上経ってから、『数学ガール/ポアンカレ予想』でクロスキャップの図を見て、射影平面が少し理解できるようになりました。
そして、現在読んでいる『正多面体と素数』では、立体射影の計算がたくさん出てきていて、射影幾何学とまた向き合っています。
こういう感じで射影幾何学をしっかり理解できたとは言えない状態ですが、射影幾何学が気になったらこの特集記事に戻ってくればよさそうだと感じさせてくれる内容でした。
キーワードを挙げると以下のようになります。
連載:目で視る曲線と曲面 第11回
第10回のガウス曲率に続いて、今回は平均曲率について扱われています。
いろいろな曲面のガウス曲率と平均曲率が例示されており、それを表形式で整理してみました。
表を見ながら、定義に立ち返って考えてみると、それぞれの曲率の符号(正/負/ゼロ)を判定する“感覚”がわかってきました。
また、いくつかの曲率を計算する中で、学生時代にほとんど理解できなかった第1基本量や第2基本量に改めて触れることができました。